群馬県自然環境課の依頼で、「外来生物法」に基づく特定外来種と要注意外来種、および県内で生態系に深刻な被害を及ぼす恐れのある生物の分布と被害状況を3年間かけて調査した報告書で、私は植物担当の一員として調査と報告書の作成に携わった。
この報告書の概略は群馬県のHPから見る事ができたが、リニューアルの最に削除されてしまった。このような情報は公開しておくべきだと思うのだが・・・・
これは、2009年3月に、群馬県立自然史博物館から出されたものだ。2005年に「外来生物法」が施行され、外来生物についての関心や調査の必要性が高まる中、1987年の「群馬県植物誌 改訂版」以降に記録された外来生物の報告書となっている。私は、標本提供者のメインの1人として参加した。また、私の長男(現在中学2年生)が見つけた外来種3種も入れられている。
これには2005種もの植物が乗っているが、出版後、さらに追加種が出ている。本当に困ったものだ。
三人の著者によって書かれた、群馬県の榛名山で見られる花についての本だが、実際には、写真の7割、植物の解説の全部を私が書き、他の2人は観察コースと残りの写真を担当しているので、厳密な意味では共著ではない。
榛名山の花について解説している本はこれだけなので、必要な人は買って欲しい。
・群馬県野外生物学会 監修
・上毛新聞社 出版
群馬大学地域連携推進室企画、上毛新聞出版で、「ブックレット群馬大学」の5番目として「外来植物の脅威 −群馬県における分布・成体・諸影響と防除方法−」が出版された。共著者は5人いて、私は内容の約1/3、写真の2/3を担当した。